12.0.2 PTP運動の経路生成(始点から終点への経路生成) 改訂2008−10−16
・移動ロボットの経路生成には,
(1) 始点終点を与えられたPTP運動
(2) 決められた軌跡のCP運動
(3) 周辺の障害物などを考慮して探索しながら目標点に到る探索運動
がある.
・(3)は次節以降に述べ,ここでは障害物のない空間でPTP運動するときの経路生成について述べる.
・始点と終点の位置姿勢,が与えられて,その間の経路をどうするかの問題である.ここで始点はとしても一般性を失わない.
・一般には円弧と直線のつなぎ合わせで経路を作る.
・よりスマートな方法は円弧の代わりにクロソイド曲線を使うことである.これなら直線との継ぎ目で曲率が連続的になり,(2),(3)の機構(ステアリングを持つ移動ロボット)でもスムースに移動できる.
・経路はできるだけ短い方がよいとする.
・終点の遠近によって図12.5のように色々なパターンがある.
・移動ロボットの可能な回転最小半径を仮定し,できるだけ経路長を短くすることを考慮すると,図12.6のような10種のパターンがある.
・経路パターンの良否は経路長が短いかどうかで決める.
・円弧部をクロソイド曲線に置き換えることができる.
・経路生成の詳細な計算方法については3.12.0.2経路生成の詳細説明(ファイル名3-12-0-2AGVpathgeneratnc参照)