8 線形n自由度振動系の強制振動(フォルダ名08Forcedvibn)
・ 運動方程式は
・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
制限的な外力が第i番目のマスにのみ加わるとする.
・ 定常振動を
と置くと,上式は
ただし ,,
,
この式の実部は
虚部は
この2つの式をまとめると
,
・ 定常振動振幅の解は
・ 系の周波数特性は上記の解を振動数ωの関数として表示される.
・ 減衰なしの固有振動数は
を与えるである.
● シミュレーションにおける描画画面
・ 画面左側 : 振動の時間経過(描画画面上でキーsを押し続けると時間的変化が表示される)
右側 : 弦でつながったマスの振動モードと系の周波数特性(キーfを押した場合)
● シミュレータの使い方
・ スタート → (1)自由度入力 → (2)系の定数入力 → (3)描画する振動波形の数入力
→ (4)描画する周波数特性曲線の数入力 → (5)外力入力 → (6)初期条件設定 → 描画
・ キー操作(描画画面上でキーを押し,変更は文字画面上で)
s :振動継続(sを押し続けないと何も変化しない)
n :自由度変更
m :自由度変えず,系の定数変更
g :系の定数変えず,外力条件変更
j :上記系を変えず,初期条件変更
f :周波数特性描画
Y, y :振動・周波数特性の縦軸拡大縮小
T, t :振動曲線時間軸拡大縮小
X, x :スペクトルの横軸拡大縮小
● 特徴
(1) 振動数によって,定常振動の振動パターン(振動モード・振幅)が変わり方
(2) 初期状態から如何に定常状態へ推移するかその変化の様子,
(3) マスの数が多く(自由度大)第1マスに外力を加えた場合,振動の波がマス1から順に移動するかの如き過渡状態の様子
などが見ることができる.